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平成十三年参拝クラス会記

室井 正

平成十二年度のなにわ会幹事から十二月末事務引き継ぎを受け、一月十六日、十三年度の幹事会第一回をグランドヒル市ヶ谷で開催して以来、打ち合わせを行って来たが、足立代表幹事の体調が思わしくなくなった為、交替した方が良いと言うことで、急ぎ中村正人が代表幹事を勤めることになり、体制を立て直して、数次の打合を行った。参拝クラス会、年末クラス会とも、十二年度が引いてくれた路線を受け継いで行く事とし、参拝クラス会は六月五日とし、昇殿参拝一二〇〇より、懇親会は一三三〇より靖國会館で、年末クラス会は十一月二十八日グランドヒル市ヶ谷で行うこととする。準備は前年度の路線に従って比較的順調に進められた。

 六月五日の当日は英霊の加護と言うべく、入梅期間にもかかわらず雨の心配もなく、参拝日和となった。

 受付は級友の協力を得て、一〇〇〇より開始、三々五々と参集、晩調に行われた。

本年度の参拝者数は、御遺族七十八名、教官、生存者及び同伴者百十四名、合計百九十二名、(昨年度はご遺族八十五名、教官・生存者及び同伴者百二十名、合計二百五名)となった。

昇穀に生立ち、参集所にて、中村代表幹事から挨拶と連絡事項の伝達があり、定刻より少し遅れて、十二時十五分昇殿、修祓、献饌、祝詞奏上に続き、中村代表幹事が祭文を奏上、玉串は御遺族代表の

浅野満祥様(故遠野注汝君の令兄)

岩波正幸様(故崇淳蜃喝右の令兄)

猪口 信様(故猪口 暫君の令弟)

岡野武弘様(葦君の令弟)
並びに生存者代表、幹事中村正人君
が奉奠一同そろって拍手拝礼を行い、伽霊の安らかに神鎮まりますことをお祈り甲し上げた。撤饌の後退下、昇殿参拝の儀は厳粛のうちに滞りなく執り行われた。

 今回は記念すべき二十一世紀最初の参拝である。戦時中、祖国、同胞の安泰を願って戦われた英霊に対しての畏敬の念そのまま、祖国の為の努力を重ねて行く事の重要さを改めて思い直した。

 昇殿参拝後、靖國会館に移動し、一三三〇から阿久根幹事司会のもと、懇親会に移った。中村代表幹事の開会挟拶、遺族を代表し

て川浅野満祥様(浅野祥次郎君令兄)より丁重な御挨拶を頂戴致し、さらに、献杯の音頭を取って頂き懇談に入った。最後は後藤俊夫君

のリードで「同期の桜」を合唱し、来年の再会を期して閉会した。

 参加の皆様の伽協力により盛会のうちに無事終了した事、幹事一同御礼申し上げると共に不行き届きの点おわび申し上げる次第です。

 なお、なにわ会ニュース」発行に関し、長年にわたり編集長として尽力して来られた押本直正君が最近体調を崩したので、降板されることになりました.長い間の御古労に対し 深く感謝申し上げ、謝意を表することとして、粗品を贈りました.今後のご自愛切にお祈りします。

 後継の編集長として伊藤正敬君に御尽力をお願いする事になりました.級友各位の御協力を切に願うものです。 

 昇殿参拝者  掲載略