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平成三年 年末クラス会

椎原 国康

「豪邸のチラシに足のせ爪を切る」というサラリーマソ川柳は、半年前の世相を映してリアル感がある。処で、一転してバブル経済の崩壊は巨額な税収不足の報道一色となったが、巷は相変わらずのお歳暮商戦でごった返えす師走の十一日、「平成三年度なにわ会年末クラス会」は、市ヶ谷グランドヒルに於いて午後六時から開催された。

今年は真珠湾攻撃五〇周年記念に当たり、海軍士官として、身命を賭して大戦を戦ってきた我々には一層感慨深いものがある。石隈、柳田教官の出席をいただき、一堂に会したもの総計一一三名、特に故巻石蔵夫人多喜子様及び遠距離からの参加者三好文彦篠田知武がいた。

幹事伊佐の挨拶、戦死及び物故者への黙祷、泉、沢本、和田等からの連絡事項の後、右隈教官の乾杯の音頭と続き懇談に入る。再会を祝し、そこここで杯をかわし、宴たけなわにならんとする頃、余興として福引抽選の籤を巻未亡人に引いて戴く、一等から四等まで、当選者には良き年末のプレゼントとなった。

今年度は二月に大山、四月に大津、六月に杉本、七月に松崎、十月に石津と五名の物故者があったが、クラス全員いつまでも元気でいて欲しいと思う。夫婦同伴はい伊藤孝一夫妻のみ。来年からは是非、夫婦同伴でご出席戴きたいとの希望意見があった。なお、会場で巻の追悼録、機第五三期記念誌の即売が行われた。最後に恒例の軍歌を合唱して解散した。

湾岸戦争に始まり、ソ連邦の解体と、激変の世界情勢であったが、一方国内は、近代合理主義の価値観を貫徹して、金持ちにはなった日本だが、豊かさだけでは人間は幸福にはなれないと気付き始めて、大きく何かが変わろうとしている時期のクラス会であった。

来年度幹事は次ぎの諸兄である。

(兵)多胡光雄、田中春雄、三笠清治、

(機)村上 隆     (経)阿部克巳。

なお、森本英子様、野口伊基子様から金一封の御寄附をいただいた。

出席者 一一三名  氏名掲載略