98号
平成二十年度湘南なにわ会新年クラス記
上野 三郎
後列 浦本生,深尾秀文,岩松重裕,安藤昌彦,窪添龍輝
前列 平野律朗,若松祿郎,渋谷信也,原田種睦,
伊藤正敬,足立喜次,樋口 直,宮田 實
後列 幸田正仁,椎原國康,左近允尚敏,山田良彦
前列 藏元正浩,市瀬文人,上野三郎,相澤善三郎,
野崎貞雄,新庄 浩,中井末一
恒例の湘南新年クラス会が、一月四日正午から初詣客で混雑するいつもの鎌倉市小町通りの「二楽荘」で開催された、気温は10度と1月としては暖かい晴天に恵まれ26名(写真の25名のほか松下君が参加)の出席者(昨年29名)で賑やかだった。
先ず戦没者及び戦後物故者に対する黙祷、開会の辞、左近允なにわ会代表幹事の挨拶と乾杯の音頭と続きその後親睦会に入る。
女将より「この会合も今年で34回目になり、二楽荘としてもとても嬉しく、いつも特別の想いで感謝の意を込めておもてなしをさして頂いております」と挨拶があった。
冒頭樋口君よりは「お互い90歳まで生きようで」と威勢のいい掛け声も聞かれた。
平野律朗君の初入会の挨拶があり、岩松重裕君からは「今までは会社の新年宴会に出ていたが東京まで行くのが面倒になったのでこの会合に顔を出すようにした」と。
また機関科を代表して野崎君、主計科を代表して窪添君の一言があった。
紹(しょう)興(こう)酒で気分の良くなったところで、相澤君のいつもながらの硬軟取混ぜての美声の披露があり、また幸田君の渋い歌もあり一同聞き惚れ、大いに盛り上がった。
3時間に近い会合も樋口君の締めの言葉で「来年の再会」を誓いあってお開きになった。
「二楽荘」を辞し帰途8人でコーヒーショップに入り一杯のコーヒーを前にガヤガヤと談話を始めた。お互い耳が遠くなっているので声が自然に大きくなっていた、話題は家庭内での女房への心配り、年老いての理想的な生活パターン、戦争の語り部としての役割?等多岐に亘っていた。周りには色々の層の客が静かに座っていたが、その人が席を離れるとき「私は82歳の人を看護して居りますが大いに参考になりました」と50歳過ぎの女性から、「皆様の絆の固いのには感激を受けました」と50歳前の男性から声を掛けられた。そして我々が席を離れるときには「皆さん頑張ってね・・」と黄色い声で励まされた。
我々「老兵の背中」は多くの人から注目されているのだ、誇り高く生きていかねばと改めて感じた次第である。