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昭和27年11月寄稿

海軍兵学校第七十二期戦役者慰霊祭実施要領(要旨のみ)

一 目 的

 我々第七十二期生は昭和十八年九月十五日兵学校卒業時において総員六二五名であったが、卒業後直ちに艦船部隊、航空部隊に配属せられ、今次大東亜戦争に従事し、昭和二十年八月十五日終戦迄の約二カ年間にわたる参戦の間に合計三二九名の戦役者を数え、更に終戦後三名の自決者並に三名の公死者を出し、合計三三五名を失い、戦後六名が病没、今日現在生存者は二八四名となっている。

 春秋に富む二十才台において級友の過半数を喪い、生存者一同深く其の尽忠の志を悼み、ここに其の霊を慰め以て其の死を徒ならしめん為に霊前に今後一層の奮起と日本の再建を誓うものである。

二 日 時

 昭和廿七年十月十二日 (日)午前十時

三 場 所

 東京都九段 國神社

四 祭祀者

 海軍兵学校第七十二期生存者一同

五、参列者

 戦死者遺族一同 ほか略

六 予 算

 金三十万円

七 実施細目

 十月十二日

  〇九〇〇 祭祀者集合

  〇九三〇 遺族及び来賓集合

  一〇〇〇 祭祀開始

       拝礼 祭文 玉串奉奠 神酒

  一一三〇 記念撮影

  一二〇〇 会食(駿河台ホテル)

  一六〇〇 解散

 十月十三日<BR>

  〇九〇〇 都内見学

  一三三〇 皇居内拝観

  一六〇〇 歌舞伎見学

  二一三〇 解散

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