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平成22年4月27日 校正すみ

高橋義郎兄を偲ぶ会

 相澤善三郎

高橋 義郎 相澤善三郎

 今年八月中旬になにわ会誌責任者の伊藤正敬君から電話で艦上爆撃機特攻隊長として名誉の戦死を遂げられた高橋義郎少佐の姪の太田祥子さんから義郎伯父を詳しく知りたいので伯父をよくご存知の人を紹介して下さいと依頼されたので、兵学校在校時は一号生徒の時に同分隊であった相澤善三郎,卒業後は高橋と同じ艦上爆撃機で生き残りの山田良彦を推薦したから宜しく頼むと紹介されました。

 太田祥子さんは横浜在住の方なので場所は御任せして横浜のそごうデパートの十階の面会ルームと決まり,人格識見とも衆に優れた高橋を語り,様々なエピソードを思い出し時の過ぎるのを忘れたよりも、時間が足りなくて残念との思いで散会しました。

 祥子さんは父親の義也さんにそごう面談の次第を伝えたところ、義也さんも直接お会いして兄の話をお訊きしたいとのことで山田も私も話し足りない感じがあったので忽ち意気投合して,快男子義郎兄を心置きなく語り合うことが出来ました。

 義郎兄が第一線で活躍の頃,義也さんは小学校五年生で詳しいことはよく解らずに今日まで来ましたが,今はっきりと兄の偉大さが解り大変有意義な日でありましたと喜んでくれました。

(なにわ会ニュース98号70頁 平成20年9月掲載)

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